富士登山
- 2024.9.4 ~ 2024.9.6 -
前回 記した通り、今回の「富士登山」を以って「登山レポート」は完結とします。 一昨年(2022年)に「 日本の山 標高ベスト14 」全てに登頂という 宿願を果たしたので、 悔いはありません。 *詳しくは、前回の「乗鞍岳登山」で。 皆様には 長らくお付き合い頂き ありがとうございました。 |
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完結編となる今回は、日本最高峰(3,776m)の 富士山。 |
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行程はこうだ。前日、静岡県富士宮市に前乗りして ホテルに宿泊。 |
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‐ 前日 ‐ 9月4日 |
この日を 手薬練引いて(てぐすねひいて)待っておりました。 |
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白糸の滝 田貫湖にも行きましたが、富士山は雲がかかっていました。 | ||
富士山本宮浅間大社。全国に1,300社ある 浅間神社の総本宮。かつては 修行の身にある人が 富士登山の 前に 浄めをする場所でした。富士山の噴火を鎮めるため、コノハナノサクヤヒメが祀られている。 |
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静岡県富士山世界遺産センター。外観は 逆さ富士をイメージした奇抜なデザインだけど、内容がなかった。 | ||
「富嶽温泉 花の湯」で湯浴みをし、ホテルへ。 | ||
‐ 1日目 ‐ 9月5日 |
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水ヶ塚公園に駐車し、シャトルバスで 富士宮口5合目へ向かいます。 雲一つない蒼天(そうてん)に 秀峰富士 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 宝永山もバッチリ。 *宝永山は 右の出っ張り。↑ |
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静岡県民が描く富士山には、宝永山が入る。宝永山は 江戸時代の宝永年間 1707年の噴火で誕生した 富士山最大の側火山。側火山とは、火山の中腹や裾野にできる小さな火山。 富士山の山頂火口は直径700m、宝永火口は直径1,100m。宝永火口のほうが 山頂火口よりも大きい。 因みに 富士山の火口は 100個以上あります。 |
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始発の6時の便に並びましたが、発車は 7時10分 orz 運転手不足は 富士山も 例外ではなかった。 | ||
富士山頂を目指す登山道には、吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートの 4ルートが あります。 今回登る 富士宮ルートは、標高2,390mから登る 山頂への最短ルート。 登り-5時間45分、お鉢巡り-1時間20分、下り-3時間50分。距離は 12.2km。標高差は 1,386m。 |
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山頂まで 5時間45分。現在8時、18時まで 10時間。行き暮れる(ゆきくれる)ことはない と 高を括り(たかをくくり)、いつも通り 牛歩で行くことに。期待に胸を膨らませ、いざ参らん。 |
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6合目。駿河湾の海原が見える。 | 8合目。 | |
アクシデント発生。登山靴のソールが取れてしまった。次の山小屋で 靴(5,000円)を購入。 ジョギングシューズですが 止むを得ない。また、500円で 壊れた靴を 預かってもらえた。 |
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富士山の登山道は ずっと 岩場とガレ場。やはり、山は 樹木が 生い茂って、土がないと … 。 | ||
9合目。 | 15時50分、山頂。 7時間50分 掛かった。 | |
浅間大社 奥宮。 全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮「富士山本宮浅間大社」の 奥宮。 本宮は 昨日 参拝しました。 富士山の8合目以上は、浅間大社の 奥宮の境内です。 富士山山頂は 静岡県のものか、山梨県のものか? 江戸時代からもめていましたが、1974年、最高裁は 富士山は浅間大社のものだと判決を出しました。尚、富士山山頂の所有権は 浅間大社にありますが、 静岡県・山梨県の県境は 今も未画定です。 浅間大社の主祭神は、コノハナノサクヤヒメという女神。 |
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まずは 記念写真。抜けるような青空で 映えること。 | ||
今宵の宿「頂上富士館」は「浅間大社 奥宮」に隣接。 此処から 剣ヶ峰(3,776m)までは 30分。チェックインは 16時~18時と まだ時間があるし、 天気もいい。何より 明朝は 大渋滞するだろうから、これから行くことに。 |
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16時20分、 標高第1位 富士山 剣ヶ峰(3,776m) キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 「日本最高峰富士山剣ヶ峰(けんがみね)」と刻まれた標柱で 記念写真。 やった ━━━!! 頭の中は エドワード・エルガーの行進曲「威風堂々」が流れていました w |
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これで 富士登山のレポートもできる。 「 日本の山 標高ベスト 14 」のレポートが 出揃い、体を成す(たいをなす)。 遣り遂げた(やりとげた) … 嬉しいな。 尚、登山レポートは 完結ですが、登山は続けますよ。60歳くらいまでは 行けるかな? |
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青天白日、気持ちいい ━━━━!! 標高 1,000m 上がるごとに 6℃ 下がります。標高0mの 平野部に対して、富士山頂では 約23℃ 低く なりますが、全く 寒くありません。無風 だし。 |
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お鉢(噴火口跡)は 圧巻。お鉢巡りは 明朝、御来光を拝んでからにします。 「頂上富士館」へ。 |
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後半 に続きます。 |