北海道・利尻山登山

- 2015.8.31 ~ 2015.9.2 -

 北海道フリークの 私としては、日本最北の名峰である 利尻山(1,721m)も 踏破しておきたかった。

 道内ならば、喜んで 遠路をいとわず 赴きます。
   先日来、心ここに在らずという有り様で 落ち着きませんでした w
- 1日目 -

8月31日
 ANAの株主優待券を利用するので 運賃は半額。

 LCC(ローコストキャリア)は 重大インシデントが起こりそうで 心許ない。

 やはり、FSC(フルサービスキャリア)でないと 安心が得られません。
   朝から セントレア(中部国際空港)で

 ビールとラーメンを 飲食したこともあり、

 生欠伸(なまあくび)をかみ殺すこと 数多。


 セントレアから 新千歳空港経由で 利尻空港へ。

 わずか3時間半。2時に利尻空港着。
   機上から見た 湾曲する海岸線(北海道本土)は、綺麗で 印象的な景色でした。
 
   利尻空港に降り立つと、面前に 利尻山(1,721m)が 屹立(きつりつ)。キタ ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!! 

 島の中央に位置する単独峰で、「利尻富士」とも呼ばれています。
 
 

 ボーディングブリッジではなく タラップというのが 嬉しい。

 エプロンに出なければ こんな絵は 撮れません。

   ホテルの送迎がありました。今回は「北国グランドホテル」に連泊。

 島内の宿泊施設の殆どが 利尻空港や鴛泊港、登山口まで 送迎してくれるそうです。
 

 旅先における箴言(しんげん)は「時は金なり」。

 直ぐにレンタルバイク店のある鴛泊港へ。

 50ccスクーターを17時迄、

 15分おまけの 2時間15分で 2,000円也。

   利尻島へは 昨夏(2014年)、北海道ツーリングで訪れて以来 2度目。愛車は CB1300SBです。

 その時 利尻島を一周しているので、全く不案内ということではありません。    *ツーレポはこちら
 
 

 右回りに一周。利尻島は 1周 約 55km。

 常に左手は 青青とした大海原。

 右手には 島中央にそびえる秀麗な利尻山。

 北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージにも
 描かれている利尻山。

 オタトマリ湖の裏側にある 沼浦展望台から見た
 利尻山を描いたものだそうです。

 

 言うに及ばず、北海道では サッポロビール、

 沖縄ならば オリオンビール。

 テレビのCMで 驚愕(きょうがく)。
 ヤマハの家庭用除雪機のCMを見ました …

 今日は 8月晦日(みそか)、まだ8月ですよ。

 翌9月1日の夜には、家電量販店の特集で ストーブ
 が店頭に並んでいるのを見ました。さすが北国。

   夜、コンビニ(セイコーマート)に出掛けました。最北の地、利尻の夜が 深深と更けていく。

 そんなたわい無いことも ロマンチックに感じるのです。これぞ 北海道マジック!
- 2日目 -

9月1日
 5時にホテルの送迎で 登山口へ。

 5時20分、登山開始。 

 最初は開けていましたが、途中から笹原。

 さらに上るとハイマツ帯に。

 鬱蒼(うっそう)としていました。
 

 昨今は 至る所で サイクリストを見かけます。
 ヒルクライム や トレイルランニングも
 注目されるようになりました。

 地元の岐阜・滋賀県境の 伊吹山(1,377m)でも
 「伊吹山ドライブウェイ ヒルクライム」が 開催
 されています。

 私からみれば 彼らは 好事家(こうずか)。
 過酷なこれらに比べれば、登山は楽なもの。
 牛歩で 頂を目指します。

 

 利尻島の船着き場は 鴛泊と沓形の2箇所。

 小さいけれども 繁華街。

 山腹途中、礼文島とともに一望できました。

 礼文島は「花の浮島」とも呼ばれ、夏は様々な

 高山植物が咲き誇ります。

 蝶が 花畑を乱舞する写真も撮ってみたいものです。

 
 
   途中休憩しては 登山客と和やかに談笑。

 全国津々浦々からの 他県民同士、話も弾みます。

 北海道に生息する 啼兎(なきうさぎ)とは

 出合えませんでした。

 「ピーピー」と鳴くそうです。
 
   10時20分、利尻山(1,721m)へ キタ ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━ !!!
 
   日本百名山に挙げられている名峰。祠(ほこら)は 意外に大きいものでした。
 
   眼下には 鴛泊の街と礼文島。東を向いて 遠くを望めば、北海道本土が目視できます。

 山頂には 1時間10分滞在。雲の晴れ間が何度もありましたが、登山談義に花が咲き、写真を撮り損ねました。
 
   四方が 海なんて初めて。沖合はるかかなた を眺め遣る(ながめやる)。

 日本は やはり 島嶼国(とうしょこく)だと 実感。大八洲(おおやしま)という言葉も思い浮かびました。
   下山は、山頂で知り合った道産子と 道内の話をしながらの とても楽しいものとなりました。

 腰痛もなかったし、心身ともに適度で 気持ちのいい山行でした。満悦。
 

 ホテルの夕食

 「ほっけのちゃんちゃん焼き」「雲丹釜飯」など
 北海の幸を堪能しました (*´Д`)y-~~~ ウマー ! 

 40代半ばにもなると、懐石料理の八寸が 以前にも
 増して 美味しく感じます。

 4、5種の珍味を 少量ずつ盛る 八寸(または
 前菜盛り合わせ)は お酒に合いますね。
 勿論、食後は 部屋飲み w

- 3日目 -

9月2日
 3日目は レンタカーで島内を一周しました。

 「利尻ふれあい温泉」で湯浴み。

 沓形港には「にっぽん丸」が寄港していました。

 いつか時間に余裕が持てたら、クルーズ客船での

 船旅も楽しんでみたいものです。
   またいつの日かの再訪を期して、利尻空港を 14時30分のフライトで 帰宅の途につきました。
   途中、新千歳空港では2時間超の時間があった
 ので「新千歳空港温泉(1,500円)」へ。

 エントランスは 畳の縁台に 野点傘を配置し、
 和の風韻を演出。
 想像以上に広くて綺麗、和の情緒あふれる温泉
 施設でした。

 セントレアにも「風(フー)の湯(1,030円)」
 がありますが、雲泥の差。宿泊(5,000円)も
 できるので、欠航した際に利用できるかも。
   利尻山を登頂し、利尻島を周遊できたので 恵比須顔 www

 利尻島 や 北海道に関する新たな発見も多々あり、「見るも法楽 聞くも法楽」といった3日間でした。

 また、今年初の登山で 体力に不安もありましたが、実質9時間超にも及ぶ 長丁場を乗り切ったことで

 自信が持てました。

 次は いよいよ本丸、北アルプスの 穂高岳(奥穂高岳、前穂高岳、涸沢岳、北穂高岳)に挑戦します。