北穂高岳登山

- 2016.10.14 ~ 2016.10.16 -

 

 9月を 鶴首(かくしゅ)して待っていました。8月は 山小屋が混み合う、眠れないのは 嫌なんです。

 標高ベスト14 に登頂すべく、まずは 南アルプスの 標高 第6位 悪沢岳、第7位 赤石岳、第13位 荒川中岳

 の 縦走(4日間)を予定していましたが、度重なる台風 と 雲雨。

 結局、10月10日の 山小屋(千枚小屋)の営業終了まで 天候不順で、南アルプスは 断念せざるを得ません

 でした。台風一過も 期待したのですが … 、9月の悪天候は 不慮の外(ふりょのほか)でした。

 斯くして 次なる候補に挙げていた 北アルプスの 標高 第9位 北穂高岳へ。

 

 1週間ほど前から 腰痛に悩まされ、温泉 や マッサージに行くも 効果はありません。

 腰痛と便秘は 宿痾(しゅくあ)。腰は アキレス腱(けん)なのです。

 しかし、待望の秋日和となれば、腰痛 も 何するものぞ!

- 1日目 -

10月14日
 
   早朝、車を飛ばし 高山市平湯にある「市営あかんだな駐車場」へ。そこから シャトルバスで上高地へ。

 9時30分、登山届を出し 登山開始。 河童橋から横尾までの約3時間は平地。

 横尾から先が 登山となりますが、今回は 稜線を歩くことはありません。でも、涸沢を通ることが嬉しい。
   上高地といえば、8月11日の「山の日」、

 皇太子が 上高地に行啓(ぎょうけい)された

 というニュースが 記憶に新しい。

 第1回「山の日」記念全国大会の記念式典に 出席

 されたのです。
   記念すべき第1回大会が 馴染みのある上高地で開催されたなんて 嬉しい。

 因みに 皇太子は 登山が趣味で、日本山岳会に所属し、日本各地の山々を踏破されています。
 
 
 

 12時10分、横尾着。野天で食すおにぎりは 美味しいなぁ。

 
 

 今宵の宿「涸沢ヒュッテ」には 16時少し前に到着。

 相部屋となった人達と歓談。酸いも甘いも噛み分けた 人生の先輩方の話に 耳を傾けるのも楽しいこと。


 世代が違うし、他県民だし、山の話だし、新鮮ですね。

 
 

 涸沢ヒュッテには 何度も訪れていますが(宿泊は2度目)、

 またしても 名物のおでん を食すことはできませんでした。


 穂高岳(穂高連峰)に囲まれたテラスで、ビールに おでん … 一杯 やりたかったなぁ。

 やはり、昼頃 食すには、前日に 徳澤園(徳沢)か 横尾山荘(横尾)で宿泊しないと 駄目ですね。

- 2日目 -

10月15日
 

 朝食を済ませた大半の人が モルゲンロートを見るため 外に出ました。

 勿論、宿泊する登山者の中には、3時、4時といった 朝まだきに出立する人もみえます。

 私も モルゲンロートを見るのは 4年ぶりなので 興奮気味。

 
 

 5時55分、朝日が 山を赤く染め始める。キタ ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!! 

 ほんの1、2分のことですが、その美しさに息を呑みます。

 奥穂高岳や涸沢岳など 穂高岳(穂高連峰)が赤い … 眼福にあずかりました。     ↓は↑のズーム

 
 

 標高 第3位の奥穂高岳( 3,190m )と 第8位の涸沢岳( 3,110m )の鞍部(あんぶ)には、

 昨年宿泊した 穂高岳山荘( 2,996m )。

 望遠にすると こんなに真っ赤に写りました。

 
 

 7時。朝から 雲一つないピーカン。北穂高岳山頂でも 絶景を期待できそうです。    ↓は↑のズーム

 涸沢は 3,000m級の 穂高岳( 前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳など )に囲まれて、

 佳境であることは 言わずもがな。

 
 
 

 今宵の宿は、北穂高岳( 3,106m )山頂直下にある「北穂高小屋( 3,100m )」。   ↓は↑のズーム

 北穂高小屋の「雲上のテラス」で、槍ヶ岳を眺めながら 生ビールを飲む … これをやりたかった w


 以前 TVで見て 憧憬を抱いていたのです。しかし、断崖絶壁 ━━━! 凄い所にあるなぁ。

 
 ↓はさらにズーム。
 
 
    7時50分、涸沢ヒュッテ発。今日は 北穂高小屋までの3時間(予定)の山行なので、遅めの出発。
 
 

 梯子に鎖場、何より 胸突き八丁(胸突き坂)が続く(;´Д`) ハァハァ・・・

 想像していたより 難易度は高かった。

 
 後半 に続きます。