三重県伊勢志摩をツーリング  2015.6.13

- 伊勢参宮 と 英虞湾の絶景を満喫 -

 

 つい先日(6月上旬)、来年のサミット(主要国首脳会議)の開催地が 三重県志摩市に決まりました。

 有意義な議論を期待し、温かく迎えたいものです。

 早速、話題の伊勢志摩へ行くことに w

 伊勢志摩とは、会場となる志摩市と伊勢神宮の御膝元の伊勢市、鳥羽市、南伊勢町の 計四市町のことです。

430  自宅発。シート下の ETC車載器に ETCカードをセットして 出発。

 寝起きはとてもいいので、4時起床でも 夢現(ゆめうつつ)や 寝ぼけ眼(まなこ)にはなりません。
   258号を南下。6月半ばといえど、この時間は寒さを覚えました。

 5月に新調したメッシュのジャケット。身頃(みごろ)は 然程 寒くありませんが、袖は 風を通します。
515

 コンビニで朝食


 身支度について。今年から短髪にしたので、
 整髪は 水洗いで わずか30秒 ほどで事足ります。

 元々、さんばら髪でも あまり気にしませんが w

 容姿は十人並みですが、男は中身。
 能力 や 甲斐性が 肝要というのが持論。
 決して負け惜しみではありませんよ。

545  東名阪自動車道 桑名東IC
640  伊勢自動車道 伊勢西IC 1,670円
645

 伊勢神宮 外宮

 伊勢神宮は 日本の神社界の最高峰。全国に8万社
 余りある神社の中心に位置づけられています。

 正式名称は 豊受大神宮(とようけだいじんぐう)。

 正宮は、衣食住をはじめ あらゆる産業の守り神と
 される豊受大御神をお祀りし、外宮で 最も格式の
 高いお宮。

 朝靄に柔らかい陽光が差し、鎮守の杜(ちんじゅのもり)は 厳かな空気に包まれていました。

 大きさも手伝って、神社建築のシンボル、千木(ちぎ)や 鰹木(かつおぎ)も一層 荘厳に感じます。

 多賀宮(たかのみや)

 正宮に次ぐ格式の高い第一別宮。
 伊勢神宮での参拝は、外宮から内宮という順序で
 行うのが正式。

 また、両宮(外宮・内宮)ともに まず一番に
 「正宮」にお参りし、次に「第一別宮」。

 外宮は「多賀宮」、内宮は「荒祭宮」に赴く
 のが習わし。
   お神札 や お守りは、一体、二体と「体(たい)」
 と数えます。

 伊勢神宮に おみくじは存在しません。

 おみくじが無いかわりに
 「伊勢神宮に参拝に訪れた日は 誰もが吉日」
 とされています。

 古来より 皆が平等に天照大御神に見守れている
 ということです。
745  伊勢神宮 内宮

 宇治橋を渡りきったところ、玉砂利の参道「神苑」
 では、神様の使いとされるニワトリを見かける
 ことも。今回は 姿を見せませんでした。

 正宮に行く途中に 是非 立ち寄りたいのが
 五十鈴川の御手洗場(みたらし)。
 現在は 手前に手水舎が設置されていますが、昔は
 ここで身を清めていました。
 身を洗い清めるための 禊の場だったのです。
 

 正宮。正式名称は皇大神宮(こうたいじんぐう)。

 伊勢神宮は、太陽神、日本人の総氏神、
 皇室の祖神でもある 天照大御神を祭神とする
 最高格とされる神社。

 一般に ご神体は 鏡、剣、木、山など。

 神様には実体がない。
 実体のない神様が宿る場所が ご神体。

 伊勢神宮の内宮のご神体は、三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」。

 此処に 天照大御神が 鎮座しているなんて … 、今年も 出合えて嬉しい。
 

 荒祭宮(あらまつりのみや)

 「正宮」では 国際平和や国家安泰 などを祈願する
 のが一般的。

 個人的なお願いは この「荒祭宮」で。

 決まって 正宮では「社会の安寧(あんねい)」と「国の弥栄(いやさか)」を。もはや 常套句。

 荒祭宮では「無病息災」。特に「息災」を懇願。尾行 や 嫌がらせなどに悩まされているので。

 戯言と思われるのも 嫌なので、不法行為が何かを叙事することは控えます。

   内宮の門前に延びる おはらい町とおかげ横丁は 9時開店。ご当地グルメや和雑貨、伊勢ならではの縁起物

 (ご利益アイテム)など魅力いっぱいですが、まだ 20分ある … 名残惜しくも 伊勢神宮を後にしました。

 伊勢には 昔から 毎月朔日(ついたち)に 神宮に参拝する「朔日参り」という風習があります。

 月の初めに いつもより早起きをして、昨日まで無事に過ごせたことに感謝して お参りするというもの。

 一度は 朔日参りをして、朔日朝市を巡り、伊勢名物「赤福」の朔日餅を食したいものです。
850  二見浦 夫婦岩

 古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦
 で 禊(みそぎ)を行うのが慣わし。
 二見浦の海水を浴びて 身を清めたのです。
 
 江戸時代には「せめて一生に一度はお伊勢参り」
 と庶民の憧れでした。伊勢講や富士講は 有名。

 講を組んで、旅費を積み立て、くじで代表を選んで
 交代で伊勢神宮へ参詣したそうです。
 

 二見興玉神社

 猿田彦大神を祀り、縁結びや夫婦円満、交通安全
 などにご利益があるされる神社。
 境内には、猿田彦大神の使いとされるカエルの像
 が多数あります。

 余談ですが、伊勢市周辺では 注連縄を一年中飾る
 のが常識。ミカンも正月のままなのです w

 此処で カメラのバッテリーが 赤点滅を呈し始めた。

   42号、75号、128号(パールロード)へ。汗ばむほど暑くなってきました。
   パールロード キタ ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

 パールロードは 鳥羽市から志摩市へ、リアス式海岸の海 と 山の景観を楽しむことができる 展望ロード。

 此処も何度か走っていますが、ホント気持ちがいい。
 

 鳥羽市浦村町は カキ養殖の一大エリア。

 カキ食べ放題の店、カキ小屋(11月~3月末営業)
 が点在しています。

 一般に カキとして認識されているマガキは、
 グリコーゲン含量が増える 秋から冬にかけてが旬。
 一方、春から夏に旬を迎えるイワガキ。

 マガキに限らないならば、カキは 通年 食べること
 ができます。

   その浦村町のお隣り、相差町は「海女の里」と呼ばれます。

 三重県には 全国の半数近い 973人の海女さんがいます。鳥羽市相差町は その中で最多。

 海女小屋の「はちまんかまど」は 有名。この地方の海鮮グルメの筆頭は やはり伊勢エビ。

 海女小屋で海女さんの話に耳を傾けながら、サザエや牡蠣、アワビとともに頂きたい。
1010

 鳥羽展望台

 大海原ビューを楽しみます。

 クリアなら 渥美半島や富士山が見えるらしい。

 パールロードをはじめ 鳥羽市や志摩市の沿道には
 ソテツが 所々に植えてあり、南国ムードを演出。

 128号から167号、17号。
1120

 横山展望台

 英虞湾を一望。まほろば

 キタ ━━━(゚(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)゚)━━━ !!!

 大小無数の島が浮び、真珠やハマチ、タイなどの
 養殖筏(いかだ)が数多く点在、風光明媚な
 絶景でした。

 カメラのバッテリーがないので 何枚も撮れない orz

1145

 近鉄 賢島駅

 伊勢志摩サミットの主会場は、英虞湾に浮かぶ
 賢島のホテルとなるそうです。

 「志摩観光ホテルクラシック」か
 「志摩観光ホテルベイスイート」になるのでは
 ないでしょうか?

 「志摩観光ホテルクラシック」は

 2007
年に放映された 木村拓哉主演の
 「華麗なる一族」の舞台にもなったことで
 名を馳せたホテル。

 晩餐に 本格フレンチを堪能したいものです。

1220

 大王崎灯台 

 志摩半島の大王崎の突端に建つ白亜の灯台。
 太平洋・熊野灘を一望し、大海原のパノラマを
 楽しむ。

 少しばかりの潮風も 心地いい。
 しかし、辺り一帯古びた感じが 否めません。
 昭和臭が 半端ない。

 それは それで 趣があるとも言えますが w

 

 沿道には 魚河岸も めぼしい飲食店もありません。

1300

 ともやま公園 展望台 

 手前に木々が生い茂って 眺望はよくありません。
 暑いし 歩くしで、嘆息を漏らす。

 因みに 英虞湾はリアス式海岸としても有名。

 真珠や青のりの養殖が盛んだそうです。

   すぐ傍のホテルで 立ち寄り入浴するつもりでしたが、食事を優先し 断念。167号を北上。
1350  HP(ヒットポイント)は エンプティー。
 たまらず 167号沿いの「はま寿司」へ。

 海沿いということもあって、口が魚介になって
 いました。
 1皿 100円とお手頃ですが、此処まで来て
 チェーン店か orz 

 健啖家ですが、摂生しているので 12皿で終了。
 あぁ~ ビールが飲みたい w
1430  道の駅 伊勢志摩
   32号を北上。
1500 

 天の岩戸

 日本神話に登場する岩で できた洞窟。
 太陽神である天照大神が隠れ、世界が真っ暗に
 なった 岩戸隠れの伝説の舞台。

 天の岩戸から流れ出る湧水は 名水百選。

 杉の木立が 鬱蒼(うっそう)とし、静寂な空気に
 包まれていました。
 禊滝と呼ばれる滝で 修行者と遭遇。

1550  伊勢自動車道 伊勢西IC
1620  安濃SA

 本日のおみや「伊勢うどん(905円)」

 伊勢うどんは 伊勢市を中心に食べられるうどん。

 コシがなく、太くて柔らかい麺が特徴。
 黒く濃厚なつゆを 太い緬に絡めて食べる。

 普段食べているうどんとは 違った美味しさが
 ありました。

1710  御在所SA
1730  東名阪自動車道 桑名東IC 1,670円
 258号から揖斐川堤防へ出て北上。
1830  自宅
 

 今年も 伊勢参宮(お伊勢参り)ができました。

 先ず以て 安閑とした日々を送れることに 感謝の念を捧げました。とても清々しい (*´∀`*)

 やはり、日本人の総氏神である天照大御神への参拝は 感慨深いものがあります。

 勿論、祈願成就の折には 報賽(ほうさい)に駆付けますよ。

 また、伊勢から鳥羽、志摩へと景勝地を巡り、リアス式海岸の絶景を満喫できました。中でも 横山展望台

 から望む英虞湾は、えも言われぬ美しさ。志摩市を訪れた際には、是非 足を運んでみて下さい。

 次回は 牡蠣やアワビ、伊勢エビなどの魚介目当てに訪れたいと思います。

                   所要時間 14時間
                   走行距離 460km