岐阜県高山市をツーリング  2013.10.14

- 飛騨高山情緒を探訪する -

 先週催された 秋の高山祭に触発され、無性に屋台(曳き山・山車)を見たくなりました。

 なので、「高山祭屋台会館」と 以前から訪れたいと思っていた「匠の館」を目当てに 高山市へ。

 勿論、高山観光定番の「上三之町」も漫歩(まんぽ)し、高山情緒探訪の日 とすることにしました。
430  自宅発。シート下の ETC車載器に ETCカードをセットして出発。
530  東海北陸自動車道 美濃IC
6:10  ひるがの高原SA

 日増しに秋めいていますが、現在の気温は なんと
 7℃、寒い筈。

 SAは 7時開店なので、缶コーヒーで 暖を取る。
645  東海北陸自動車道 飛騨清見IC 950円
700  東海北陸自動車道 高山IC 無料区間 
710  高山市街

 宮川朝市が催されている宮川沿いを
 飛騨牛肉まん(360円)を頬張りながら
 漫ろ歩き(そぞろあるき)。

 一旦、高山市街を離れ、8時開館の「匠の館」へ。
 158号を 東へ。
8:00  匠の館 500円

 飛騨を代表する伝統農家家屋。

 大きな梁(はり)には 干割れを防ぐために
 背割りがしてあったり、
 昭和初期まで養蚕をしていた2階は、いろりの煙
 が上がり、防腐効果が施されていたりと 昔の知恵
 が光ります。

 囲炉裏 や 自在鉤も 昔の風情が感じられて 素敵。
 昭和30年代の高山駅沿線を 再現したジオラマ↑も
 良かった。
 屋外には 淡水魚を集めた簡素な水族館もあります。

 「イトウ」は 日本最大の淡水魚で、道東の河川に
 しか 生息しない幻の魚。

 道東フリークの私には 魅力に映ります。

 珈琲付きで 500円と コスパもいい。お勧めです。
 158号で 高山市街へ戻ります。
9:30  日下部民芸館 500円

 日下部家は 天領時代、幕府の御用商人として
 栄えた商家。

 切妻造りといい、梁組みといい、吹き抜けの
 総桧造りといい、重厚な構えが 素敵。
 不意に 美輪明宏の「ヨイトマケの唄」が 脳裏に
 浮かんでしまいました w

 入り口の大きな紙絵馬も 高山情緒を醸します。↓
10:00  高山祭屋台会館 820円

 先週催された 秋の高山祭に 触発され、無性に
 屋台(曳き山・山車)が見たくなったのです w

 高山祭は「日本三大曳山祭」「日本三大美祭」に
 挙げられています。

 此方では、23台残る 高山祭屋台を 4台ずつ
 交代で公開しています。
 巫女さんによる説明を受けながら 回ります。

 屋台の装飾 と 大きさを 実感できます。

 左の写真は 2階から撮影。

 素晴らしいものを 拝見しました。
 桜山日光館

 日光東照宮模型は 大正時代に 33人の技術者
 によって、15年間の歳月をかけて 製作。

 陽明門をはじめ、本殿、拝殿、五重塔など
 28の建物と、鳥居などの附属物を 全て再現して
 あります。

 高山祭の舞台ともなる「桜山八幡宮」で参拝を
 済ませ、上三之町へ。↓
 出格子の町屋が 軒を連ねる「さんまち」。

 城下町の面影を残す風情のある 定番エリアです。

 3連休の最終日のせいか、凄い人でした。

 飛騨牛コロッケ(200円)、
 ソフト(350円)を頬張り、漫ろ歩き。

 和雑貨、伝統工芸、郷土民芸 … いいですね。
 高山を代表する伝統工芸の 春慶塗 や 一位一刀彫。

 常緑樹の一位の木は 岐阜県、高山市の木に指定
 されている銘木です。

 地場産業でもある飛騨の木製家具も 素敵。

 飛騨の匠(たくみ)の技を受け継ぐ 伝統技法が
 用いられています。

 上三之町は 高山の醍醐味といえるのでは?
1140  高山ラーメン 600円

 縮れ麺に 濃口醤油が特徴の 高山ラーメン。

 味が 濃いので 何処で食べても大差ないように
 思えます w
 41号を 南下。
12:30  道の駅 飛騨街道なぎさ
13:10  下呂温泉 山形屋 700円

 下呂温泉の公共温泉は たいしたことないので、
 ホテルでの湯浴みがお勧めです。

 名湯の誉れ高い下呂の湯を 堪能。
 41号から 58号へ
1510  道の駅 平成

 58号線は 信号もなく、カーブ や 上下の起伏に
 富んでいるので ツーリングに最適。

 下呂方面を訪れるときに利用する お気に入りの
 道です。
1700  自宅
 今年も CBで 飛騨高山を訪れることができました。これが 何より嬉しい。

 昔の家屋 や 山車、伝統工芸、紙絵馬などを通じて 高山情緒を満喫できたし、高山の歴史 や 文化について

 また一つ 勉強になりました。

 新たに 観光スポットを開拓できたのも 嬉しい。また来年です!


                   所要時間 12時間30分
                   走行距離 346km